不動産ニュース / リフォーム

2014/8/11

九州初、民間企業との団地リノベプロジェクトが本格始動/UR都市機構

「城野団地」のリノベーション住戸
「城野団地」のリノベーション住戸

 (独)都市再生機構(UR都市機構)九州支社はこのほど、(株)OpenA、(株)らいおん建築事務所、(株)北九州家守舎の3社とともに、「城野団地」(北九州市小倉北区、総戸数268戸、1959年竣工)において、「団地の新しいカタチ」を提案するプロジェクトを始動。九州初のURと民間事業者のコラボレーションによる「住戸リノベーション」事業となる。

 団地リノベーションの先駆けとなった「観月橋団地」(京都市伏見区)をはじめ、団地再生を数多く手掛けるOpenA、メルカート三番街など小倉魚町商店街の再生に関わるらいおん建築事務所、そしてリノベーションスクールの企画運営で全国から注目を集める北九州家守舎が共同体となって進めていく。

 JR「城野」駅徒歩約11分に立地する築50年超の城野団地には、庭付きのテラスハウスや階段室型住棟など、昭和の住環境が今も残っている。風通しや日当たり、ゆったりとした住棟間隔など既存の住環境の良さを残しつつ、小倉で働く若者や子育て層といった若い世代が住んでみたいと思える現代の生活スタイルにあった暮らしを提案していく。

 「最小限リノベーションだけど、最高のリノベーション」をテーマに、既存の間取りを最大限に活かしながら、ルームシェアや土間、広々ワンルームなど全7プランを用意。対象住戸の間取りは1DK~3DK、専有面積は26.02~48.88平方メートル。導入住戸数や賃料は未定。

 また、地元・小倉在住の人気モビール作家・よしいいくえ氏を起用した入居促進プロモーションを展開。城野団地の暮らしを綴るブログ「よしいさんの、毎日」では、よしいさんが城野団地に住みながら、団地のリアルな日常や魅力を発信。 若い世代を中心に、今後入居を検討している人に向けてアピールする。

 8月22・23日にモデルルームの先行内覧会をリノベーションスクール内で開催。9月中旬に入居募集を開始し、10月に入居開始予定。

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サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

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